───霊媒が眠ってしまうとコントロールできないのですか。
「できません。身体を操るには潜在意識を使用しなければなりません。眠ってしまうと潜在意識が活動を停止します」
───でも、どっちにせよ、霊媒はその身体から出るのではないでしょうか。
「いえ、霊媒自身が身体の中にいるか外にいるかの問題ではありません。潜在意識とその機能の問題であり、それは中でもなく外でもありません」
───私は霊媒はワキへ押しやられてると思ってました。
「それはそうなのですが、一時的に身体からは離れているというだけのことです。それは霊媒がみずから進んで身を任せている状態で、潜在意識まで引っ込めてしまうのではありません。そうなると睡眠状態になってしまいます。・・・」
───睡眠中の霊媒が(支配霊以外の霊によって)使用されて通信が届けられたケースがあったように思いますが・・・・・・。
「そういうこともあったかも知れませんが、それは通常行われるべきプロセスが逆転した状態です」
『シルバーバーチの霊訓(4)p152』
霊媒体質の友達の身内さんはもっと強烈な霊媒体質なの。
その身内さんが、疲れてうたた寝している最中に、急に男の声で
「ついてきた」
っていう声を喉から発したの。
身内さんはか弱い女性でしかも睡眠中なのに、「男の声が喉から聴こえる」なんて、びっくりなんだけど
その声を聞いた身内さんのダンナさまは思い当たることが有り有りで、ぞっーとしたそうな。
実はダンナさま、前日に孤独死の現場に立ち会ったそう。
どうやらその孤独死の老人が彼の家まで付いてきたみたい。
その話を聞いて、何となくその老人がここにいるような気がして、お祈りした。
「彼が無事霊界に行けますように、大霊の慈悲で縁ある愛する人たちの迎えが分かりますように・・・」
うん。無事行けたはず。
しかし、こういう話を直に聞くと、なんかアーサーフィンドレーの公開霊視に行く意味が薄まるなあ。
(ちなみに、この「喉の男の声」はいわゆるトランス霊媒の入信方法の逆のプロセスを踏んでるってわけ)