2019年3月3日日曜日

深甚な悲しみこそが真の悟り

悲しみは魂に悟りを開かせる数ある体験の中でも特に深甚なる意味をもつものです。悲しみはそれが魂の琴線にふれた時、いちばんよく魂の目を覚まさせるものです。『シルバーバーチの霊訓(1)p55』

悟りの道に近道はありません。代わりの手段もありません。安易な道を見つけるための祈りも儀式も教義も聖典もありません。いくら神聖視されているものであっても、そんな出来合いの手段では駄目なのです。師であろうと弟子であろうと新米であろうと、それも関係ありません。悟りは悪戦苦闘の中で得られるものです。『シルバーバーチの霊訓(1)p112』

悟りというのは固定した限りあるものではなく、いつまでも成長し続ける状態だからです。悟りには無限の奥行きがあります。これでおしまいという終点がないのです。深まれば深まるほど、さらにその奥に悟るべきものがあることを自覚するものです。『シルバーバーチの霊訓(10)p51』


「悟りとは何ですか?」「どうすれば悟ることができるのですか?」

という質問の答えがこれ。

悲しみや悪戦苦闘から、悟りが開かれるの。
読経することでも、修行することでも、ましてや瞑想することでもないのだよ。

人生を振り返って考えてみれば当然の真理なの