2019年11月15日金曜日

『汝自身を癒せ』病の原因は自己愛

高次の自己の声に抗い続けると、これらの欠点が当然肉体に影響し、対立を生み出します。そして、その対立が病に特定の症状をもたらすのです。したがって、患っている病気の症状が、その苦しみの奥にひそむ欠点を見つけ出す導きとなります。
 例えば、高慢さは、傲慢で堅い柔軟さのない心を指しますが、これは体に堅さとこわばりを生む病気を引き起こします。痛みは、残酷の結果であり、患者は自分の苦痛を通して、他の人を肉体的にも精神的にも傷つけてはならないことを学びます。憎しみの報いは、孤独感、暴力的で抑制できないかんしゃく、精神的な激しい苛立ちとヒステリー状態です。内攻性の病気――ノイローゼ、神経症、あるいはそれに類する状態は、人生からとても多くの楽しみを奪いますが、これは過度な自己愛によって引き起こされます。無知と知恵の欠如は、それだけでも日常生活を難しくしますが、加えて、機会が与えられているのに現実を直視せずにいれば、当然の結果として近視や視覚・聴覚の障害を患うことになります。心が不安定であれば、体に同様の不安定さをもたらし、筋肉の動きとその連携に関係するさまざまな障害を引き起こします。貪欲や他の人に対する支配は、野望や野心を制限して、人を身体に隷属させるような病に至らせます。
 また、不調となる体の部位こそが、偶然ではなく、原因と結果の法則に従って、人間を導いています。
 例えば、心臓は、生命の源、よって愛の源と言えます。この心臓は、特に心の愛の面が、慈愛に向かって成長していない時や、正しく使われていない時に病に襲われます。
 同様に手の痛みは、行動が十分でない、あるいは間違っていることを示します。
 また、制御中枢である脳が病に犯された場合、自制する力が足りないことを表します。このように、法則が定めている通りに、結果がもたらされます。

・・・あらゆる病には、重要な根本原因、つまり自己愛があります。したがって苦痛の全てを取り去る確実な方法とは、自己愛を転換すること、つまり、自分に向けている愛を他の人への献身的な慈愛へと変えることです。かりに私たちが、知識を得、他の人たちの力になるという名誉ある経験を楽しみながら、周囲の人への愛と思いやりに我を忘れるという長所を十分に育めたら、個人的な悲しみや苦しみはすぐに終わります。人間の大いなる究極の目的は、人々への献身の中に私心をなくしていくことです。

・・・人間には大抵、特に成長を防げている有害な欠点が、少なくともひとつはあるものです。その欠点を、自分の内に見つけ出さなければなりません。本質である愛の面を養い、人々に向けて拡大していくよう努力しながら、同時にどんな欠点も、相反する長所であふれさせ、流し去るよう務めるべきです。はじめのうち、これは少し難しいかもしれませんが、それはほんのはじめだけです。というのも、人が内なる神の助けを得て努力を続けるなら、失敗はあり得ないと理解するようになるからです。それによって長所は養われ、驚くほど早く成長します。『エドワード・バッチ著作集p186~p188抜粋』

私の手の痛みは行動の間違いだったのね。うんうん。そして、その根底は・・自己愛。

『汝自身を癒やせ』という本は1931年の出版なんだけど、その翌年にバーバネルがサイキックニューズ紙を創刊しているの。
シルバーバーチと内容が被る被る。被りまくり。
霊界がイギリスのそこここに霊的真理を降ろした様子がうかがえるわ。