2019年5月18日土曜日

死後の世界

死んで霊界へ来た人は───初期の段階においては───地上にいた時と少しも変わりません。肉体を棄てた───ただそれだけのことです。個性は少しも変わりません。性格はまったく一緒です。習性も特性も性癖も個性も地上時代そのままです。利己的な人はあい変わらず利己的です。貪欲な人はあい変わらず貪欲です。無知な人はあい変わらず無知のままです。悩みを抱いていた人はあい変わらず悩んでいます。少なくとも霊的覚醒が起きるまではそうです。
 こうしたことが余りに多すぎることから、霊的実在についてある程度の知識を地上に普及させるべしとの決断が下されたのです。そこで私のような者が永年にわたって霊的生命についての真理を説く仕事にたずさわってきたわけです。『シルバーバーチの霊訓(7)p24』

肉体本能を捨てれば今より幸せになれるか、というのはそうでもなくて、地上を去れば全ての苦しみがなくなるのもありえない。
死後の世界は心で思うことが全てなのだから。
肉体に由来する痛みや不自由が無くなる点は良いだろう。
しかし、心の醜さは、肉体がない分、激しい痛みとして感じるもの。