2019年5月19日日曜日

落ちていく人たち

 率直に申し上げて、スピリチュアリズムの最大の敵は、外部ではなく内部にいる───つまり、生半可な知識で全てを悟ったつもりでいる人たちが、往々にして最大の障害となっているように見受けられます。
 悲しいことに、見栄と高慢という煩悩が害毒を及ぼしているのです。初めて真理の光に接した時の、あの純粋なビジョンが時の経過とともに色あせ、そして薄汚くなっていくのを見て、いつも残念に思えてなりません。一人ひとりに果たすべき役目があるのですが・・・
・・霊的真理を手にした時点で、二つのことが生じます。一つは、霊界との磁気的な連結ができ、それを通路としてさらに多くの知識とインスピレーションを手にすることができるようになることです。もう一つは、そうした全生命の根元である霊的実在に目覚めたからには、こんどはその恩恵を他の人々に分け与えるために、自分がそのための純粋な通路となるように心がけるべき義務が生じることです。
『シルバーバーチ 新たなる啓示p46』

霊的真理を知ると普通は謙虚になるはずなんだけど、欲が謙虚さの邪魔をして本当に本当にあっという間に道が逸れてしまうの
霊的真理を手にしたら、かなり多くの知識とインスピレーションを貰える。これは本当。全部霊界のおかげなの。
問題はこの後。インスピレーションを自分のだと勘違いしてしまうがち。

霊界の純粋な通路であろうとする努力は、所詮自分一人の力では無理。
援助を求める祈りが本当に必要なの。