2020年6月5日金曜日

俗世を放棄する

兄弟・姉妹・息子・娘・父と母、この人間関係が不要なら、神は創造なさらなかったでしょう。だから人間関係は必要なのです。つまり物質生活は必要なものだと私共は申しております。これらはすべて聖なる目的に奉仕しております。これあるがゆえに、人は人間感情を通して経験を学び、経験を身につけます。しかしそしてこの事が決定的なポイントなのですが、人はパーソナリティー(小我)にとらわれちゃいけないのです。個人的な人間関係、俗世間的な所有、立場、欲求などの奴隷になってはいけないのです。世を捨てるとは、世間から引っ込んでしまうことではありません。そうではなく、人はすべてを放棄しても、なお世界に住みつづけ、人間関係をちゃんと続けていきます。しかし内部においては自由となります。なぜなら、その心の奥深くではもはや何も望みません、・・・・放棄とは俗世や、個人的な物事を、正しい眼識の下に置くことです。『ホワイトイーグル光への道p52』

愛する人たちの悲しみや痛みや苦しみは私の心を縛る鎖だから・・・・
どうやったらその鎖から抜け出せるか、どうしたら自分の心がどんな状況でも自由になれるのか、何度もホワイトイーグルの言葉を噛みしめてきたの。

今も心は完全な自由を手にしてはいない。
新しい経験の度に右往左往して千々に心が乱れる。

俗世にいて俗世を放棄することって地上における永遠のテーマかしらん。